※『ポケットモンスターシールド』のネタバレあり
※ローズさんについての考察含みます
〇前回のプレイ日記はこちらから
ガラル虫統一の旅。前回はファイナルトーナメントでキバナさんに勝利したところでした。
ついにここまでやってきました。ガラル最強のチャンピオン、ダンデさんとの対決の時です。ここまで色々な出来事がありました……。
ガラル地方の旅の道中で捕まえ、育ててきた虫ポケモンたちの総力を結集してリザードンとかいう虫ポケモンの苦手すぎる相手に挑む時です。ちなみにどうやって勝つのか全然考えてません。
しかし、これから試合というタイミングで観客席がざわざわし始めます。
どうしたんだろう……?
ローズ委員長がモニターに現れ、ブラックナイトを始めると宣言。いきなりダイマックスのエネルギーが溢れだし、試合どころではなくなって私とダンデさんはスタジアムの通路へ退避します。
ローズ委員長はナックルシティのスタジアムにいる様子。ダンデさんはローズ委員長の意図を理解しなかった自分に責任があるので止めに行くと言いますが……、ホップには方向音痴を心配されます。
さすがにリザードンで行くだろうから大丈夫だよ多分!
私とホップはガラルの伝説に救いを求め、剣と盾のポケモンにブラックナイトを鎮めてもらうべくまどろみの森へ向かいます。
ダンデさんのために出来ることをしないと……
ホップのすごい頭悪い感想好き。正直私も同じこと思ったし。
伝説って感じするよな!
ところで伝説ってワードを聞いたら「伝説って?」と聞きたくなる病気はどこで治療できますか?
肝心の剣と盾のポケモンがいないよ……
私がくちたたて、ホップがくちたけんを手に入れて何かの助けになればとナックルシティにいるであろうダンデさんのところへと急ぎます。剣と盾のポケモンは眠っているらしく、この場では会うことができないみたい。
とにかくナックルシティに向かおう
ナックルシティのスタジアム前でキバナさんと出会いました。
台詞を見返して思ったのですが、これだけやらかしてもガラルを救うというところは疑われていないあたり、ローズ委員長の人望というか、これまでの積み重ねからの評価が伺えますね。
あと私たちよりもブラックナイトの心配をするキバナさんが好き。
キバナさんは能天気ですね……
地下プラント行きのエレベーター前にはオリーヴさんがおり、ローズ委員長を止めるよう頼んできます。どうやら計画の詳細は知らされていなかったのかな?
ローズ委員長はエネルギーを得るためにムゲンダイナというポケモンを目覚めさせたのですが、その影響で次々にポケモンたちがダイマックスしており、オリーヴさん曰くこのままだとガラル地方のすべてのポケモンがダイマックスしてしまうとのこと。どんだけ膨大なエネルギーなんだ……。
過去にブラックナイトが起きた時は剣と盾のポケモンがなんとかしてくれたようですが今回はどうなるやら。
ホップもローズ委員長を止めるために挑んだようですが負けてしまったみたい。多分かえんボール全部外したんでしょうね……。そんなこともあるよ元気出して。
もし私がかえんボール全外しで負けたら多分立ち直れないけど。
ローズ委員長はムゲンダイナを目覚めさせて捕まえ、そのエネルギーをガラル地方のために使うという計画を話します。計画の詳細とかについては長いので後回しにします。
とりあえず今はローズさんを黙らせてエレベーターでダンデさんのところへ合流しましょう。
計画とか難しいことはわからないけど、とにかく私たちはダンデさんを助けに行きます
ローズ委員長はかつてチャンピオンカップで準優勝した優秀なトレーナーでもあります。ちなみに鋼タイプの使い手なので攻撃がなかなか通りにくかったりもする。
絶対負けません!
先鋒はモスラ(バタフリー)とシュバルゴの戦いになります。こちらはちょうのまい、相手はつるぎのまいを積み、ぼうふうをきっちりと当てていきますが……ギリギリ足りずに耐えられてしまいます。
返しで落とされたので次に出したロンメン(マルヤクデ)で撃破しました。これで1体ずつです。
マルヤクデがほのおのムチを覚えてくれました。ついにかえんぐるま卒業です……。
ほのおのムチで次々とローズ委員長の手持ちを撃破していき、あっという間に残り1体です。
ローズさんの最後の手持ちはキョダイマックスダイオウドウです。ビートが遺跡破壊に使った子かな? 鼻がすごい強そうというかデカすぎて鼻しか見えない……。
ローズさんには悪いけどダイバーンでワンパンだったので楽勝でした。ホップがかえんボール全外ししなければ私が出るまでもなかったのに……。
さぁ、ダンデさんのところへ行かせてもらいますよ
負けたら素直に称賛し、愛しのチャンピオンが選んだジムチャレンジャーだと言ってくれます。
多分この称賛も、チャンピオンマッチを見たかったっていうのも、ジムチャレンジを無駄にして申し訳ないっていうのも全部嫌味でもなんでもなく本心から言ってるんでしょうね。
チャンピオンマッチがなくなってもジムチャレンジが無駄になるわけではないですよ
そう、委員長が開催してくれたジムチャレンジなんですよね。委員長も若い頃だったらこちら側に立ってホップと同じこと言ったんじゃないのかなぁ……。開催してくれる委員長自身がジムチャレンジの意義とかを見失ってる気がして寂しいですね。
あとホップはいつでもどこでも私のポケモンを全回復してくれるので私たちが戦っている間にポケモンを全回復させてると思いますよ。
次回はホップと共にダンデさんのところへ向かいます。
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ローズ委員長の計画とその動機
ここ多分長くなるので全然読まなくて大丈夫です。
ローズ委員長はなぜブラックナイトを起こしたのか? 本当に今じゃないとダメだったのか? という情報の整理と考察です。ちなみに結論から言うと今じゃないとダメだった理由は作中からは読み取れません。
1.そもそもブラックナイトとは?
ブラックナイトとは3000年前にムゲンダイナが引き起こしたとされる災害です。ガラル地方中のポケモンがダイマックスして暴れだし、剣と盾のポケモンが鎮めてガラル地方を救いました。
ポケモンがダイマックスを起こすのはムゲンダイナから出るガラル粒子の影響を受けるからで、各地のパワースポットで野生のポケモンがダイマックスを起こしたりといったことは今でもあります。ワイルドエリアでのレイドバトルがそれに当たりますね。
あとはローズ委員長の行なった実験の結果、野生のポケモンがダイマックスして暴れたりといったことも起きています。これはムゲンダイナを目覚めさせるための実験だったわけですね。具体的に何をしていたのかは謎ですが。
2.ローズ委員長の実績
さて、ローズ委員長は具体的にどんなすごいことをしたのかというところですが、これは実はローズ委員長が今回の件を起こした動機にも関わってくる……と思います。ハッキリ語られないので予想もかなり含まれますが。
ガラル粒子を発見したのはマグノリア博士であるとされています。博士はそれなりに高齢なように見えますが、100歳は超えていないと思うのでガラル粒子によってポケモンがダイマックスしているのだと判明したのはかなり近年のことだとわかりますね。
そして、ダイマックスバンドを発明してバトル中にトレーナーの手によってダイマックスを制御できるようにしたのはローズ委員長の秘書のオリーヴさんです。実はすごい研究員だったんですよね。
これをポケモンリーグのジムバトルに導入してガラル地方のポケモンリーグを世界的に有名にしたのがローズ委員長です。
オリーヴさんは他の研究員たちが次々と去って行った後も一人で研究を続けており、そこを見出してくれたのがローズ委員長であるためローズ委員長に感謝して心酔しています。YouTubeで観られる公式アニメの薄明の翼で見られます。
これ以外にもローズ委員長はねがいぼしから抽出したガラル粒子を使った発電方法を実用化しており、これをガラル各地に供給することでガラルのインフラに多大な貢献をしています。
ローズ委員長の会社であるマクロコスモスは、作中でローズ委員長のところへ向かうのを邪魔してきたりはしたものの、従業員たちが極悪人というわけでは全然なくて普通に働いている会社員です。航空会社や保険会社もやっていることからわかる通り、ガラル地方で様々な事業を行って人々の生活の助けになっていますし、そこから生み出される雇用や経済効果もきっとすごいのだと思われます。だからあれだけ人気があるわけですね。
ガラル粒子を使った発電を行っているのはローズ委員長であるため、委員長の予想する1000年先にはエネルギーが枯渇するというのは実は結構信憑性の高い話ではあります。
また、これは委員長の動機に繋がるのではないかと思うのですが、この発電方法を普及させてガラル地方をそれに依存させたのはローズ委員長自身であるため、1000年先に枯渇するとわかった時、そのことをどう思ったのか……。多分責任を感じたんじゃないかなぁと思うんですよね。
3.ムゲンダイナって何者?
さて、ガラル粒子を発生させているのはムゲンダイナと言いましたが、じゃあこのムゲンダイナって何者なの?って話ではあります。
ぶっちゃけ何者なのかはわからないのですが、およそ2万年前に隕石と共に降ってきたポケモンらしいです。3000年前に一度目覚めたためにブラックナイトが起きたのか、それとも隕石の中で眠ったままブラックナイトを起こしたのかはよくわかりませんが、現在は隕石の中で眠っていたみたいですね。
ねがいぼしはこのムゲンダイナの体の一部だと言われています。本当に?
隕石の中に眠ったままでもねがいぼしやガラル粒子を放出し、周囲に様々な影響を与えている計り知れない力を持ったポケモンというわけですね。宇宙由来のポケモンという点ではデオキシスとかと同じですが、特に共通点がある様子はないかな……?
ちなみにデザインの共通点などからUBとの関連を疑う声もあります。ちょっとわからなくもないけどなんで隕石から?ってなるし微妙な線ですね。でも面白いです。
4.ローズ委員長の計画と急いだ理由
1000年後にエネルギーが枯渇するならこのムゲンダイナを起こして制御できれば無限のエネルギーが得られて問題解決! というのがローズ委員長の計画です。そのムゲンダイナの制御を頼む相手がダンデさんだったわけですね。
ガラル地方の最強のチャンピオンだし人格的にも問題ない、ローズ委員長とも強い繋がりがありローズ委員長と共にガラル中から慕われている人ですから、この人選には納得ではあります。
じゃあなんでチャンピオンカップの決勝戦当日じゃないといけなかったの? って話になるのですが、この詳細な理由は作中では語られません。ローズ委員長が思いついたら即行動! の人であることは何度か触れられているので、強いて言うならそれが急いだ理由になります。
正直、本当にそれだけのことで……? となりますが、まぁローズ委員長はこれまでワンマンでマクロコスモスを大きくしてガラル地方を急速に発展させてきていますし、これまではこのワンマンが良いように作用していたのでしょうね。今回はこうしなければ! というのが暴走して、悪い方向に作用したのかもしれません。元から変な人だというのは人の会話やリーグカードから読み取れます。今までの成功体験があるから今回も……! っとなった可能性もあります。
あとはここから先は推測でしかないのですが、先ほど語ったガラル地方を1000年先に枯渇するエネルギーに依存させてしまったという責任もローズ委員長を焦らせて暴走させる理由の一つになったのかもしれません。
それから個人的に推している理由としてムゲンダイナをダンデに捕まえて欲しかったからというのもあるのかもしれないと思っています。実はローズ委員長って人を見る目はかなり確かで、ダンデをジムチャレンジに推薦したのもローズ委員長なんですよね。オリーヴさんの研究も実際に成果をあげましたし、今回のジムチャレンジで推薦したビートも性格はともかく才能のあるトレーナーだったのは間違いありません。ワンマン経営のマクロコスモスがこれだけ大きくなったのもトップの人を見る目が確かだからとなれば説得力があります。
で、主人公がダンデに勝利する実力があることはストーリーで決まっていることで、若干メタ的な話になりますが主人公はそれだけの才能を持ったトレーナーであるわけです。何度チャンピオンに負けても最終的には1回で勝利したことになってエンディングを迎えるわけですから。
ローズ委員長は主人公がダンデさんを倒してしまう可能性を予想したのではないか……、だからダンデさんがチャンピオンであるうちにムゲンダイナを捕まえさせてダンデさんを英雄に仕立て上げたかったのではないか……? という推測ですね。私は結構この推測は好きです。
まぁ後付けで色々理由を考えればいくつかは思いつくのですが、どの理由があったところで思いついたら即行動、せっかちな人だからという動機は多分に含まれているのだろうとは思います。困った人ですね。
5.悪役としてのローズ委員長
ローズ委員長は根は善良な人で、やっていることも別に人を傷つけたいとか欲を満たしたいとかそういったことではありません。これはポケモンの悪役としては珍しいです。
なんでこの人が計画をせっかちに急いだ上で悪役になってしまうのかですが、それは多分ソードシールドが大人から子供への『継承』の話だからなのかなぁと思います。
カブさんやダンデさんを始めとして剣盾の大人たちは子供世代を認める発言、次に託す発言をよくします。大人が支えるからとか、年寄りがでしゃばるのもよくないとか。これが剣盾の伝えたいことなのかなぁと。
だから次の世代を信じられず自分ですべて抱え込んで解決を急ぎ、問題を起こすローズ委員長が悪役になったのかなと。まぁこれも推測でしかないんですけどね。
とはいえ個人的にはもっとローズ委員長の掘り下げがあってもよかったんじゃないかなぁと思わなくもないです。メインのシナリオがジムチャレンジとチャンピオンカップへの挑戦だからあんまり横道に逸れすぎてもノイズになると思ったのかな。
難しいところですね。
次回はいよいよダンデさんと合流し、ムゲンダイナと邂逅します。
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